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抜釘手術 受けました

耳慣れない ばっていしゅじゅつ という言葉。
エッ 何それ?

実は、2017年 1月の手術の折、金具とボルト数本が私の左足首付近に埋められました。主治医のK先生は、ボルトとらなくていいよ。とおっしゃってくれていたのです。
今年1月18日の1年目の検診のときは、転勤されたK先生に代わってO先生に、「抜釘手術は受けません」

「バンザーイ 済んだ 済んだ」とルンルンだったのですが、、、、、、、

友だちから、
「Sちゃんに、いやーなこと言うわ」
「弟(大きな病院の整形外科部長さん)に、一般論として尋ねたら「手術の場所と、年齢とで、手術したほうがいいらしい」
「60代(私)は若いらしいで」
「急がないらしいから、考えてみたら?」

本当に、私の、恐がり&心配性症候群の性格を熟知している優しい優しい友だちらしい、選び抜いた言葉での電話でした。

異物だから、取ったらいい事はわかっていたけれど、全身麻酔(私が手術をするH病院は)での、また同じ所を開く手術、それにともなう感染症などいろんなリスク。その後の痛み。
あー あの苦しかった何ヶ月かが蘇ってきました。
いろんなことを乗り越えて、せっかく普通の生活ができているのに。
何かあればどうしょう?
麻酔から覚める?(歯医者さんでの麻酔も覚めなかったらどうしようと思う私)
歩けるようにならなかったら?
お義母さんをどうしょう?

少しでも不安を紛らわせようと検索してみました。

私の抜釘手術は、絶対しなくてはならないことはないから、困るのよね。命に関わる手術ではないのにジタバタする自分が情けないよな。
誰に相談をしても、決めるのは自分。

ようやく、何があっても自分で決めた事だからと、受け止める決心がつき、「受けます」とO先生に告げました。
その時のO先生の対応がありがたかったです。この先生にお任せしようとの信頼感がわいてきました。

手術を受ける為の健康診断。今年の町の特定検診を受けたことになるわ〜どこも範囲内でした。肺活量、難なくクリア

毎日、めんどうがらずに丁寧にご飯作ってよかった!
あくび体操も、舌まわしもやってるし!

手術は、2月の月末。2泊3日です。
手術室の看護婦さん、薬剤師さんが、手術の不安をすこしでも和らげる為に説明に来てくれました。本当に至れり尽くせりでした。
食事は手術の前日の夕食で終わり。当日の朝6時で水分も禁止なので、お茶の飲みだめをしました。

枕元に 大きく赤の、食事・水分禁 のカードが貼られるんです。
動物園の「エサをやらないで下さい」を連想してしまいました。

手術は、4番目だったから、夕方の6時開始迄まで、長ーい
干涸びないように、朝9時からずっと点滴。繋がれているので、何するにしても不自由。
持参した、杉本苑子著 穢土荘厳(下)図書館返却が迫っているのに、、、、、
4時前、夫登場 いつもと同じ。

待ちに待った、手術室からの呼び出し。
点滴の器具を転がしながら、今回は手術室迄歩きます。(前はストレッチャー)
麻酔の先生も手術を見守って下さるので心丈夫です。O先生の顔も。

麻酔の点滴開始。

名前を呼ばれたような気がして、目を開けたら終わっていました!
終わったのは、8時前。
導尿の管は付いてないものの、人工呼吸器も付いるし、身動きできません。足痛ーい。水もまだ飲めないらしい。
これで、明日退院?10時だよ。
退院できるの?歩けるの?

痛いけれど、我慢できないこともないし、血圧も、体温も術後としては大丈夫とのこと。

頭痛はするけれど、これは、穢土荘厳の小さな活字を必死に読んだ眼精疲労による頭痛で、麻酔の後遺症ではない。と自分に言い聞かせて、寝る事に。
夜中に許可がでて、吸い飲みで飲んだ水の美味しかったこと!
あー幸せ!
お腹がすいたなー

早朝、トイレに行くのに、看護婦さん付きで、歩いて行きました。
もう、最初に床に立った時、飛び上がるように痛くて、そして1歩、1歩ずつ、恐る恐るしか歩けない。
本当にどうなる事かと思いました。

でも、予定通り、退院。
痛くて、力を入れれば、傷口が切腹しそうで、本当に、ゆっくりしか歩けないんです。

でも、人間て凄い!
夕方には、気がついたら歩けている。階段も上がれる。
晩ご飯も、夫と一緒に普通に作りました。ステーキ丼で、栄養つけなくてはね。
寝る時は、傷口が布団にあたるので、歩く時より痛くて、痛み止めを飲むことに。

ようやく、やっと、手術から10日経ちました。まだまだ傷口は生々しいし、傷口の痛みもありますが、心配した感染症も、麻痺もなく、2週間目には、傷口を覆っている透明のフィルター?もとれそうです。(縫っていません)

ボルトを抜いた跡は空洞になっているので、骨がもとに戻る迄は3ヶ月かかるそうです。くれぐれも、転ばないようにと言われました。そうは言われても、、、、

自分の人生、何が待ってるか、ほんとうに誰にもわかりません。

でも、何が起きても、時間は過ぎて行く。止まりもしない。後戻りもできない。
ただ、いろんな選択肢がある。
自分の、受け止め方考え方次第で、自分の行動は自分で決められる。
力強い友だちがいっぱいいてくれる。

身体は年齢とともに衰えるけれど、その年相応の生き方があるから、捨てた物ではないです!
転んでもただでは起きないぞー 
抜釘手術騒動の顛末でした!  五黄の寅KS









by saho-shirasagi | 2018-03-09 15:22

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